2011/7/2 伊豆の国市「源氏あやめ祭り」レポート

今からおよそ800年前に伊豆長岡古奈で生まれ、京に上り宮中随一の美しさとうたわれたあやめ御前とその夫である源三位頼政公を偲ぶお祭が、静岡県伊豆の国市において7月1から三日間行われました。

メイン会場は伊豆の国市長岡総合会館で芸姑連による「華のあやめ踊り」や有名歌手による歌謡ショーなど内容は盛りだくさんなのですが、本ブログではパレードと西琳寺供養祭の模様をレポートいたします。

このお祭りの主人公、あやめ御前と源頼政公は輿に乗って供養祭会場の西琳寺を目指し温泉街をパレードいたします。

二人の優美・勇壮な出で立ちに沿道のお客さんからも感嘆の声が上がっていました。

今年のあやめ御前に扮しているのは、地元・伊豆長岡温泉で生まれ育ったお嬢さん。

甲冑姿の頼政公は、鵺(ぬえ)退治の武勇伝で知られる平家全盛の時代を生きた数少ない源氏の武将で、以仁王から平家追討の令旨を賜り平家打倒の魁となった武将でもあります。群馬県高崎市の頼政神社に祀られることから毎年、高崎市役所職員の青年が扮しており、私たちスタッフの間では代々‘ミスター高崎’と呼ばれております(ˆοˆ)

ちなみに鵺とは頭は猿・胴体は虎・しっぽが蛇という伝説の生き物で、この鵺にちなんだお祭り「鵺払い祭」が毎年2月28日に行われております。

侍女役として浴衣姿の女性が後ろに続き、パレードに華を添えております。

私も華を添えてみたいわ♥♥♥という方は次回是非、伊豆の国市観光協会にお問い合わせの上、どしどしご参加下さい。

西琳寺に着いた一行は、あやめ御前供養塔前の祭壇にて焼香。

なんと!あやめ御前は89歳まで長生きされたそうで今年が777回忌!!!これも温泉の効能といえるのでは・・・・・・・・歴史の長さと地元の方々からの敬意を感じます。

供養祭を終えた一行は門前で集合写真を撮影した後、一路メイン会場の総合会館へ向け再びパレードいたします。

あやめ御前と頼政公はこの後、演芸会の合間に登場し客席を賑わせ、この日のお役目は終了。

主役のお二人は次の日に行われた伊豆の国市と高崎市による「だるま交換式」にも登場。

前夜祭を含め三日間の「源氏あやめ祭」は盛況の内に幕を閉じました。

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